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over the rainbow

雨の季節が終わって、すっかり夏色の空になりましたね。水色に浮かぶ白い雲を目で追いかけて、僕は立ち竦んだままでいた気がします。臆病になって閉じこもって、体の不調ばかりが気になって怯えて、前に進む理由なんてすっかり忘れて過ごしていました。

あの日、山手線の窓から虹が見えて、僕は目を瞠りました。雨あがりの暮れなずむ空に、確かにその七色は架かっていました。新宿駅で飛び降りて、駅の外に走って行って、いままで一度も見たことのないような、空に大きく半円形を描いた虹を、僕は消えるまでずっと見上げていました。

僕は以前ここに、空の虹は消えてしまうけれど、心の虹は簡単には消えてくれない、と書きました。もし、心にかかる虹が消えないなら、僕はこの心を抱えたまま、僕自身が消えてしまうような気がしました。そうして、僕の心のあとに、虹だけが残るのでしょうか。どうして僕は、こんなに悲しいことばかり考えてしまうのでしょうか。

でも僕は。

いまどんなに悲しみに支配されていたとしても、前に進まなくちゃと思いました。僕の虹はあたかかくて、やさしくて、いままで一度も見たことがないくらいきれいな澄みきった色をしていて、だから消えて欲しくはないから、消さないまま、大切にしたままでいられる唯一の方法は、僕がこの虹を越えていくことなのだと思います。

虹を越えられたら、この虹が、僕のこれからの人生に力をくれるのだと思います。雨あがりの青い空の下を歩いていこうとする僕の、背中を押してくれるのだと思います。つらいことがあってうしろを振り返ったときには、僕を励ましてくれるのだと思います。

だからどうか、僕の虹を悲しい色にさせないで。やさしい記憶のままでいさせて。僕がちゃんと笑える日まで、もう少し待って。僕だって、いつまでも俯いたままでいたくない。大丈夫だよ、て言えるようになりたい。虹の上から見えた景色がどんなだったか、きっと教えられると思うから。

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  • 2015-08-24│20:24 |
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